マルチタスクは厳禁?!

こんにちは!新年明けましておめでとうございます!


年末年始、やることも多くて忙しい方もいるかと思いますが、一度にたくさんのことをやろうとして、かえって時間がかかってしまった、といった失敗を経験したことはありませんか?


私は高校生時代、ながら勉強をするのが好きでした。

音楽を聴きながら、テレビを見ながら、宿題や試験勉強をしていたのですが、なかなか集中できず、身が入りません。

また、色んな教科をころころ変えながら勉強していました。

しかし、これではかえって時間がかかるような気がしていたのです。


なぜこのようなことが起こるのでしょうか?

それは、人間にはマルチタスキングはもともとできないようになっているからです。


人間は、何か込み入った仕事、例えばレポートを書く、ソフトウェアを開発するなどのとき、実は多岐にわたる複雑な事柄を扱っているのです。

たくさんの要素を考慮に入れ、どこまでやったか、このあとは何をするのか、何がネックになっているのかなどを、頭の中にいれておかなければなりません。


そのため、仕事を変え、頭の中を同じ準備状態に戻すだけでも数時間単位の時間がかかってしまいます。

これは大きなロスです。


そのため、集中してやった方がいいひとかたまりののタスクは一気にまとめてやれば、無駄をできるだけなくすことができます。


マルチタスキングは非常に無駄の多いやり方なのです。


しかし、自分にはマルチタスクができるという人は少なくありません。

プロジェクトを3件同時で進めている人、色んなチームに所属している人、または毎日あれもこれもやらなきゃいけないとぼやきながら自分の能力をアピールする人。


こうしたいわば「忙しい自慢」は、今や仕事文化の一部になっています。


「マルチタスキングができる人」というのは、一見とてもかっこよく見えます。

ですが、こういう人は単に一つのことに集中できないだけなのです。

効率の悪いことをしているだけなのです。かっこ悪いですね。


しかしお母さんたちはいつもてきぱきと同時進行で家事をしていますよね。

これは女性のほうがマルチタスクの能力が高いために見られる現象です。


通常は、同時に複数のことをしようとすると、スピードが落ち、結局どれもうまくいかないのです。


そのため、早く終わらせたいなら、一つのタスクに集中する必要があります。


これを、私たちのチームでも取り入れました。


私たちは今回の自分たちのプロジェクトである、海外の学生と国東市の親子のエスニック料理大会の実施に向けて、まずどんな仕事があるか書き出しました。

以下の通りです。


総括 (全体の管理、スクラムマスター(全体の進行役)はこれの責任者)

親子 (参加する親子の募集担当)

保険 (当日のイベントに関する保険)

場所・備品 (当日必要な場所、備品の確保)

国際学生 (参加する国際学生の募集)

予算(イベントに必要な予算の管理)

食材集め、食品・衛生管理(農家の方から食材を提供して頂く予定だったため、その交渉と食品の管理)

ワークショップ(イベントの途中に創造性ワークショップをやる予定だったため、その企画、進行)

PR(イベントの告知)


そして、それぞれの仕事に1人〜2人の担当を決め、それぞれ責任者を決めて、プロジェクトを進行していきました。

この際、担当の仕事の時期が被らないよう、できるだけ1つの仕事に集中できるように振り分けました。

こうすることでマルチタスクをできるだけ避け、効率が上がるようにしました。


しかし、それだけではなかなか上手くいきませんでした。

それはなぜだったかというと・・・


続きはまた次回!お楽しみに!


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