all for one, one for all
みなさんこんにちは!
この言葉、みなさんも意味は良くご存知ですよね?
「みんなは1人のために、1人はみんなのために。」
これはチームスポーツであるラグビーの基本精神ですが、
私たちが取り組んでいるスクラムにも、この精神が欠かせないのです。
前回書いた通り、私たちは役割ごとにチーム分けしました。
そしてそれぞれの担当の仕事をスタートさせたのですが、1ヶ月経った頃、問題が発生しました。
私たちの目的は海外の大学生と国東市の親子のコラボエスニック料理イベントなのですが、
そのために両方の参加者を集めなければなりませんでした。
同時に当日の場所も確保しなければなりません。
国際学生の募集については、わりと早い段階で必要な人数が揃いました。
しかし、イベントの場所が、当日国東市の駅伝大会という大きなイベントが控えていたため、なかなか決まらず、
日程と場所が決まっていないため、親子への募集が遅れてしまい、
予定よりも親子の募集にかなり時間がかかってしまいました。
これによりイベント全体の進行が滞ってしまったのです。
さて、ここでスクラムの出番です。
このように、プロジェクトをやる際には、それぞれのチームが担当を終わらせなければ、プロジェクトを次の段階へと進ませることが出来ません。
そのため、自分の担当だけでなく、他のメンバーがしていることを知っておく必要があります。
他のメンバーが進めている仕事、抱えている課題、仕事の進捗等のすべてがメンバー間で見えるようにしなければなりません。
どうやってそれを可能にするのか?
それが以前「会議は15分で強制終了?!」でご紹介した、毎朝15分の全員揃って行うデイリースクラム、そして週ごとの進捗確認であるスプリントです。
参考記事:会議は15分で強制終了?!
この2つを行えば、どこの担当が遅れているのか、その課題をどうやって解決するかをみんなで話合うことができ、ボトルネックを解消することができます。
そして今回のように、場所が決まらなかったから親子が募集できなかった、というように、
各担当の仕事は関連していて、どこかが進まないと他の違うパートにも支障を来してしまうのです。
その関連性を見える化するために、
私たちはジャーニーマップを作りました。
これは、目標までにやるべきことを書いて、時系列に矢印を入れることによって、
目標までのプロセスがわかり、かつそれぞれの仕事の関連性が分かるのです。
例えば、これを見れば、場所を決め、募集要項を決めなければ、親子募集ができないということが一目で確認できます。
加えて、他の仕事を把握するチームになるためには、もう1つ大事なポイントがあります。
チームは小さくするべきなのです。
スクラムではチームのメンバーの数は5~9人にすべきだと言われており、
9人を超えるとチームのスピードが下がることがデータにも現れているのです。
チームが大きすぎると、メンバーどうしが明快なコミュニケーションをすることが難しくなり、
やりとりが複雑になってしまいます。
他のメンバーの仕事が把握できなくなってしまうのです。
そのため、私たちのチームは6人で活動しています。
スクラムでとにかく大事なのは、他のメンバーのことを把握し、一緒に協力してボトルネックを解消し、目標に向かって一丸となって向かうことなのです。
まさに”All for one, one for all"の精神なのです。
こうして私たちは危機を乗り越え、なんとか場所の決定、国際学生の募集、親子の募集の3つをクリアしました。
そして、本番のための交流会を兼ねた試作品作りを、全3回に渡って実施しました。
一体どうなったかというと・・・
また次回!
お楽しみに!(^ ^)⭐
0コメント